新聞記事は、事実を書けばよくオピニオンを論じるのではない。

こんにちは。

先週末から今週にかけて、ニュースを見て気になったことを一つ共有させていただきます。経済ニュースとしては、NYダウが1000ドル安となり、史上最大の下げ幅…なんてニュースを目にしたかもしれません。



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このNYダウのニュースを早速、投資関連のブログやニュースサイトはかなり取り上げて来週の株価はどうなる、為替はどうなる、、なんて論じています。しかし、我々トレーダーはそんな評論に振り回されてはいけません。

もうご存知だとは思いますが、彼らは結果から分析して尤もらしいことを言う人々です。それは重要な分析ではあるのですが我々現場のトレーダーにとっては全く役に立たない情報なわけです。だから、経済の勉強の一環として知ることは大事ですがトレードに結びつけてはいけないということを改めて確認してください。

我々は、相変わらずレジサポラインを引いてトレンドを把握して、どこから買うか?売るか?だけを考えるべきなのです。

それより、日本国民としてもっと注目しなければならなかったのが、先週末に投開票が行われた沖縄県名護市長選挙です。兼業トレーダーたるもの、政治・経済、外交など日本を取り巻く環境は常にフォローしておくべきだし、トレードだけの人間にはなりたくないものです。

 

選挙結果より、報道機関各社の報じ方に注目するべし!

現職の稲嶺市長と新人の渡具知氏の選挙戦が報じられていた名護市長選挙。

翁長知事らが目指している、アメリカ軍普天間基地の辺野古移設を容認するか?しないか?が争点として多くのメディアで報じられていました。

結果はご存知の通り、新人の渡具知氏が現職を破ったわけですが、実は様々な報道を丁寧に読んでいくと、本当の決め手は基地移設ではなく経済政策だったことが分かります。

NHKを含め、大手民放各社も、朝日新聞や沖縄タイムスを筆頭にしたリベラルな新聞は一様に基地移設を争点と決め、選挙結果を受けても「基地反対の民意が反映されなかった」といった論調が躍っていました。

一方、基地移設以外の争点を大きな見出しとして報じていたメディアは少なく、例えば渡具知氏は基地問題を争点にせず、名護経済振興、子育て支援を訴え、特に重要政策として学校給食の無償化実現を主張してきました(これが、稲嶺氏陣営からは「争点から逃げている」と言われる)。

基地移設以外の争点に関しては、記事全体の1行2行程度の扱われ方だったわけです。良く読まないとたどり着かない。それも、学校給食の無償化は浦添市なども取り組んでいるが完全には実現していない…とネガティブな扱いで『それよりも重要な争点は基地問題』とする論調でした。
(この基地移設を『新基地』と呼んでいますが、実は辺野古移設を皮切りに沖縄県の米軍基地は大部分が縮小されるという事実を多くの人々は知らない)

これは、Googleで「名護市長選挙 2018 争点」などと検索すれば一目瞭然で、表面的に見える情報からは案外読み取れないものです。

しかし、稲嶺氏もこの2期8年間、ただ基地移設を反対してきていたわけではありません。国からの『米軍再編交付金』を受け取らなくなって以降、若手職員との討論の場を作る、中堅クラスの政策研究チームの立ち上げなど人材育成に取り組んだ記事はあるし、地域活性事業に予算を投じるなど市長として当然行うべき市政も行ってきたわけです。

争点を一つに絞ることは、対立構図を作るのに分かりやすいですが本質が抜け落ちる蓋然性が高いのです。それこそ、基地移設だけを争点にしたら市民は置いてけぼりの選挙になってしまいます。そして、報道の一部しか目にしない我々も、偏った認識を持ってしまうのです。

これは、マスメディアが自社のオピニオンを論じてしまっていることが大きな原因です。直接的にオピニオンをしていない場合でも、言い回しなどニュアンスで伝わってきますよね。先ず、論じる前に客観的事実を報じる。それがメディアの責任なんだという意識で仕事をしていただきたいと願うばかりです。

 

これからの市政に期待したい!

今回の結果は、稲嶺市長の8年間も市政の成果と渡具知氏の新たな市政への期待が純粋に戦い、そして決着が付いた。それだけのことです。それは基地だけでなく、経済、福祉の分野も含めて総合的な結果として、です。

今回の選挙結果を受けて、国は再び『米軍再編交付金』を名護市に交付することにしたようです。この用途は防災や福祉に活用できるもので、是非有効活用してほしいと思います。それこそ、重要政策に上げていた学校給食の無償化に取り組むための予算を確保する上でも重要な交付金であるわけです。

未来の名護市を支える子供たちの学校生活の環境を整える。子供たちへの投資を進める政策への尽力、期待をしております。

 

本日も、ご覧いただきありがとうございました。